大学生に向けてお話してきました

2019年07月12日

こんにちは(^^) 最近ずっと曇りですね・・・!

昨日、自分の母校の大学の学生さんに自分の今やっている仕事のことなどをお話する機会がありました。私は大学生のころ教職課程を取っていて(ちなみに中学社会・高校地理歴史公民)教師を目指していました。そのときにお世話になっていた先生とのつながりがあり、教職課程を取っている学生さん、つまり教師を目指している学生さんたちのいる授業におじゃましてお話する時間を頂きました。

いろいろ話す順番とか、言いたいことを紙に書いたり、頭のなかでイメージトレーニングしてはいたのですが、実際に目の前にして話すとなると難しいですね(^^;)

言いたいことを決めて臨んだはずなのに、途中で「けっきょく何を伝えたかったんだっけ・・・」と思ったりしながら話してました(笑)

具体的にどんなことを伝えたかったのかというと・・・

私自身がそうであったように、教職課程を取っているのにガイドヘルパーという仕事があることを知らない学生さんたちに教えたかったり、ひとくちに障害といっても一人一人違っていていろんな子がいるんだということ、またそんな子たちと関わるということが子ども本人だけじゃなくて、わたしたちにとってもいいと思う、というようなことを伝えたかったです。学生さんたちが知らないようなことを知ってもらいたいと思って話に行きました。

自分の体験談や今の仕事にたどりつくまでのエピソードを交えながら伝えたかったのですが、ただ自分がやってきたことを話しているだけになっていたような。なので、学生さんたちが書いてくれた感想文も「そういう仕事をしていてすごいと思った」「自分でやろうと思って行動しているのがすごい」というものが多かったです。

私が言いたかったのは自分がやってきたことのすごさとかそういうのじゃなくて・・・

みんなだって教師になったときにこどもや生徒のために何かしたい・伝えたいことがあるように、そう思う気持ちがあればやれると思うし、そんな気持ちを大切に持っていてほしいと思います。

また、私みたいに教師にはならなくても(教師になって途中でやめたとしても)こどもたちと関わる機会はあるし、学校の教師だけが「先生」ではなくて、自分だって誰かにとっての「先生」になり得るんじゃないか、ということです。実際に私も今ピアノを教えていて「先生!」なんて呼ばれたりもしますしね。

それから、障害のある子たちと触れ合うことは教師になる人だけじゃなくて他のいろんな人にとってもいいと思うんです。私はこういう仕事をしているので障害のある子どもたちはとても身近な存在ですが、世間一般的には関わる機会が少ないだろうし、どんな子たちなのかっていうのも知らないだろうし、電車や町中ですれ違うことはあるだろうけど、そんなに気にしたこともないんじゃないかと。

そんな人たちに知ってもらいたいと思うし、機会があるならば直接関わることで知ってもらいたいなと思います。

子供たちの良さもそうだし、大変なところや難しいところも知ってもらいたいです。私はこどもと関わるなかでとても心が癒されたり、誰かにやさしくなれるような気持ちになることがあります。また、言葉以外での気持ちのやりとりの難しさ、大変さも感じます。また、一緒に外出したときによく大変さを感じます。

電車に乗って落ち着きがなかったり声をだしていると嫌な顔や舌打ち、時には言葉に出して面とむかって嫌なことを言われることもあります。その時になんで理解してくれないんだろうとも思いますが、その前にどんな子たちかよく知らないからだろうなと思います。

そんな経験から知ってもらうことからはじめていけばなにか変わるんじゃないかなと、そして自分が話すことで知るきっかけになればいいなと思って今回授業におじゃまして話してきました。

今回は初めてだったので思ったように話せないところもありましたが、機会があればまた話したいです!

また、そういう話をしてほしい、聞いてみたい、という方がいれば連絡ください!授業や研修の一環というのじゃなくても、お茶しながらでも。いろんなところでお話していって、私も修行していつかうまく伝えられるようになりたいです。

上原