ゴッホゴッホ
はじめたろうで関わらしてもらってる方や高校生やスタッフと一緒にゴッホ最期の手紙を鑑賞してきました。
そんで映画の後に東京都美術館にてゴッホ展も見てきました。
ゴッホ祭りっす。
映画はご存知の方もいらっしゃると思いますが、全編油絵で構成されているアニメーションです。
私は慣れるのまで少し酔う感じがして、時々深呼吸してましたけど、みんなはそんなことなかったようです。
ゴッホが村の人たちから嘆願書まで集められていたり、疎外されていた感じとか、今まで何となく受けていた印象でしたが、改めてそうだったんだな~と思いなおされました。
外国人であり、精神的にもおかしくなってしまった彼を村の人たちがどう見ていたのか、それでいて彼はどういう人間だったのか、彼が何を大切にしていたのか、その気持ちを知りたかったのと同時に、自分の中にあるものを正当化するように彼から出てくる言葉を勝手に期待して観ていました。
でもそんな自分と同じように、疎外する人間達の中にも同調したいという意識はあったんだろうと思うと、この映画をみている間にゴッホの肩を持とうとする自分の身勝手さも変わらないものだなと思いました。
この映画の中でゴッホが死ぬ前に「みんなのためだ・・・」というようなセリフがありました。
優しさを知ってほしい(多分)というようなセリフも印象に残っています。
映画を見終わって一緒に行った子達とゴッホゴッホとせき込んでお道化ながら次の東京都美術館へと向かいました。
ひとりの人間が死んでいく事を90分も見ているのはやっぱそれなりに重いっす、でもスターウォーズ楽しくみてあっという間に人が吹っ飛んでいくのとも違うものが残ります。
解消されることも大切だし、何かくらっちゃうような感じも大切だと思いました。
まつお