やっぱ気持ちじゃね!
ろう学校の子達の合奏を聞く機会がありました。
演目は「なだそうそう」だったんですけど、それがま~よかった、いやいや私がなんかいうことが烏滸がましいことは前提として、ま~よかった!
なんつうかあれはオリジナルでした。
リズムやタイミングが独特で、原曲と同じではないんで合奏としては違うのかもしれないんですけど、音楽としてっていうか、全然違う印象で、でもやっぱ「なだそうそう」なんです。
それでどうやって練習したんだろう?って、原曲どうやって聴いたんだろう?少し聴こえる子もいれば、全く聴こえないだろう子もいるんだろうか・・・等々知らないことばかりですが、練習するにあたっての不自由があったんじゃないかなとか色々想像しました。
だからこそああいう感じがでるのかな?
先入観もなければ変に似せようという感じもないというか、ま~私が勝手に色々先入観もちゃってるって可能性は大いにあるかもしれないんですけど、理屈抜きにすごくいいものを聴けたな~って思ったんです。
同じじゃないんだけど、なだそうそうはなだそうそう、そこに違いはないんです。
ただBGINでも夏川りみでも森山良子でもないし、他の合奏も動画サイトで見たけどそういうんでもない、また違うもんだと思います。
とても新鮮で心地いい気持ちになりました。
三線かな?あの音も素晴らしかったな~
まつお
ps.そこには色んな学年の子供達(小・中・高)が来てました。
ろう学校の子供(小学生3年生ぐらい)が他のクラスか他の学校の子供とケンカしていて、手話で言い合いしてたんですけど、ちょっと離れた場所に座っていて、担任の先生?なんかも「前向きなさい」って感じで終わらせようとしたり、注意してるんですけど、情熱的で全然止めませんでした。受ける子も引かない感じで何か主張していて、演奏が始まる直前までやってました。
振り返って何か主張してる周りの子も、何か彼に伝えようとするんですけど、その怒ってるんであろう子にはもう関係なくって、受ける子は一人で、周りの子は特に反応してませんでしたが、負けてないっていうか、怒ってるんであろう子ほど粗々しくはないけど、静かにでも力強く何か伝えていました(しかも一人で、怒ってる子の方は一緒に応戦してくる友達もいました)。
なんかそれ見て凄く心を動かされました。
あの空間には言葉以上のものがある気さえしました。
理屈じゃないことはいつもそういう時に教えてもらえる気がします。
お互いに熱い感情が動いているようでした。