丸の内ビル内広場にある「ゲルニカ」

2020年07月29日

東京駅近くのオアゾの1階広場にピカソの「ゲルニカ」があります。

陶版のレプリカらしいです。


普段というか、前はそこに机や椅子が出ていて、休憩や談話なんかもしていたかと思うのですが、この間通りかかると何も置かれていなくって勿論!ってぐらいに誰もいませんでした。

ゲルニカが寂しそうにあるだけでした。

ビル内とはいえ広場というスペースに設置されているだけに誰もいない暗い場所にひっそりとある、本物はどういう風にあるのか知りませんが(そして調べない)悲しげが増した方が実像に近いのかな?



群馬県高崎市にある群馬県立近代美術館にもゲルニカのタペストリーがあって、私は観に行ったことがありませんが、とても良いと聞いたことがあります(情報のみです)。

どうもしっくりきませんね

危機感というか何処か違った感覚なんでしょうか、本物だったらもっとグッとくるものがあるんでしょうか・・・。

タペストリーのゲルニカを観てきた方が「本当の意味はピカソにしか分からないんじゃないか・・・」というような事を言われていいたのを思い出します。



渋谷の岡本太郎の「明日の神話」にヒビが見られますが、ああいう感じが好きです。風化というか設置されてから変わっていく、美術館などに貯蔵されて管理されていないものだからこそ伝わるものもある気がします。

タペストリーは観たことがないのでわからないですが、オアゾの陶版は少し前は賑やかなビル内にあって、今は寂しくある。その違いを観ているせいもあって寂しげに観えた今の方がよかったのかもしれません。

勝手に投影してるんでしょう。

丸の内のビル内の広場の「ゲルニカ」、しっくりこないのもまた何か動かしてくれる事もあって、こんなブログのネタにされたりもします。

ゲルニカに本当に興味を持っているのかどうかも分からなくなってきちゃいましたね・・・(美術素人)。

今の世の中の状況はゲルニカとは違うんでしょう・・・

こういった状況で東京っていう場所に住んでいても、一人一人状況が違うのに全体で見た時には一括りになってしまいます。

何かを保証するなんて軽々しく言えませんし、どんな説明も説得力に欠けて不安に感じる時もあるかもしれません。

出来ることは手洗いと換気・・・あとは一緒にいる時の気持ちは流される事なく過ごして行きたいです。

不安な状況だから思いやりがやるべき事を支えてくれるかもしれませんよね、お出かけ先の紹介が個人的な疑問に巻き込みですな

東京は今日は肌寒いです。

まつお